点眼治療(調節麻痺剤)
点眼による治療は主に仮性近視の段階の近視の治療に効果的で、眼科医の
指導のもと調節麻痺剤(ミドリンM) という点眼薬を用いて行われます。
仮性近視は、偽近視や調節緊張性近視とも呼ばれ、眼の酷使によって一時的
に調節能力が失われ視力が低下している状態です。
調節麻痺剤を点眼することで、眼の副交感神経をおさえて瞳を大きく開かせます。
この状態は遠方を見ている状態と同じなので、目の緊張がほぐれて、リラックス
できます。
眼圧が上がる副作用があるため、眼科医による事前の検査が必要で点眼後の、
調節麻痺剤が効いている間は視界がぼやけ、近くの物が見にくくなるピンボケ
状態になります。
そのため治療は昼間ではなく、夜寝る前に点眼することがほとんどです。
調節麻痺剤(ミドリンM) を点眼することで、夜寝ている間も遠くを見ている状態
になっているので寝ている間の数時間を視力回復に効果のある望遠訓練(遠く
を見る訓練)をしているのと同等以上の効果が得られるわけです。
近点作業がつづいて、眼精疲労になってしまったときにも同じく調節麻痺剤を
用いての点眼治療が行われることもあります。
点眼治療による視力の回復の効果には個人差があり、数回の点眼治療で近視
が改善することもあれば、数ヶ月の長期間にわたる点眼が必要になる場合もあり
まったく効果がないときもあります。
この調節麻痺剤を使っての点眼治療は仮性近視か真性近視を見分ける方法と
しても利用されていて、点眼治療を行っても視力が改善されない場合は真性近視
と判断されることになります。
点眼治療は何より仮性近視には特に効果的であり、医師の指示を守り、点眼
治療を行いながら眼に悪い生活態度や生活習慣を見直すことで視力は回復します。
視力の低下が起こって間もない仮性近視のときは決して放置せず眼科医へいく
ようにしてください。