RK手術
RK手術は、近視を矯正する手術の中では最も古くから行われているもので、
ロシアが発祥の地であり、40年近い実績もあるので症例数も多いです。
RK手術の方法としてはメスを用いて角膜に切れ込みを入れることで角膜の
屈折度を矯正することで視力の回復をはかろうというものです。
そのためRK手術では角膜の中央の光軸(オプテイカルゾーン)のまわりをメスを
使い、放射状の切り込みを入れ、レンズのカーブを緩やかにして屈折度を矯正
していきます。
視力を矯正する手術に「恐い」というイメージがついたのもこのRK手術が原因と
いわれていて、メスで直接、眼球に切れこみを入れるという手段、近視がうまく
改善されるかどうかや術後の合併症の数多い報告がその良い例でしょう。
RK手術の恐ろしい術後の後遺症としては、角膜に切れこみが入るために角膜
の強度をはじめ、眼球自体が弱くなってしまい、極度の乱視や視界のまぶしさ
(グレア)の原因となること、そして眼球が破裂してしまうケースもあったといいます。
日本においてもRK手術を技術の未熟な眼科医が施術したため、術後の後遺症
をめぐって訴訟沙汰になったこともあります。
とにかくRK手術の場合は執刀する医師の技術と経験によるところが多く、安全性
を含め正確性や矯正精度に問題が残る視力回復の手術であったことに間違い
ありません。
RK手術を改良したものに特殊なダイアモンドメスを用いて角膜にいれる切込み
(=切開線)の本数を減らし、角膜の強度を保つミニRK手術というものもあります。
ミニRK手術はRK手術に比べ、眼球に対する負担は減りましたが、軽・中度の
近視のしか改善できず、強度の近視には向いていません。
現在、RK手術は眼球への影響や術後の視力が不安定などの欠点などがある
ため、ほとんど行われなくなってきており、安全性・正確性に優れたPRK手術
やレーシックなどのレーザーを用いた視力矯正手術が主流になっています。