フェイキックIOL(有水晶体眼内レンズ)
フェイキックIOLは白内障手術を応用した視力矯正手術で、 目の中にコンタクト
レンズのようなレンズを挿入する手術です。屈折異常を治すためにレーザーは
使用しません。
フェイキックIOLは永久コンタクトレンズといわれることもあり、角膜と虹彩の間に、
人工のレンズを挿入することで近視や遠視を矯正します。
レーシックをはじめとした医療用のレーザーを使っての手術の欠点には「角膜が
薄い人」「強度近視の人(-10〜12D以上)」には適用できないことがあります。
フェイキックIOLは、このレーザー手術の欠点をカバーしていて角膜の薄さや
近視の度数に影響されることなく手術することが可能になっています。
また万が一、フェイキックIOLの手術後に問題が生じた場合、挿入したレンズを
取り出すことで、眼の状態を元に戻すことができるというレーシックにはない
利点があります。
フェイキックIOLの手術は目の麻酔をかけた後、レーザーを用いて術後の眼圧
上昇を防ぐため、虹彩に穴を開けてから、強角膜(白目部分)を切開してレンズ
を挿入します。
最後に切開部分を丁寧に縫合して、手術は終了です。
フェイキックIOLはレーシックをはじめとした他の近視矯正手術に不適応だった
人でも大半がフェイキックIOLの施術が可能であること多く、レーザー手術の
術後に起こりがちな周辺視野の見えにくさ(グレア)視界のまぶしさ(グレア)
もありません。
もちろん眼内にいれたレンズを取り出して定期的な交換やメンテナンスが
あるというわけではありません。
フェイキックIOLの治療を受けるに際しての問題点は、
○ 新しい技術であるため症例数が少なく、長期的なリスクについての情報
が少ないこと
○ フェイキックIOLの執刀医が非常に少ないということ
○ 視力の安定に時間がかかり、両目同時には手術できないこと
それ以外にもレーシックに比べ、費用が高いことなども欠点のひとつでしょう。
フェイキックIOLはあくまでレーシックはもちろん、エピレーシックやラセックでも
不適応とされた人が対象となる最後の視力矯正の手段であるということです。